ニコニコ動画で放送され、話題を呼んだチャーケストラのライブCD完成!
CD『チャージマン研!ライブシネマ・コンサートVol.1宮内國郎特集』発売!
CDのお求めは、オーケストラ・トリプティークCD専門ショップ、スリーシェルズ特設販売サイトより承っております。
1974年、日本アニメ界で最高のスタッフが集まり、伝説のアニメが生まれました。
その名も『チャージマン研!』(製作:ナック、現:ICHI)です。
放送当時と違って、ネット時代になってからのツッコミ視聴の普及で大人気となりました。
喜怒哀楽すべてを備えつつ超絶SFな台本、独自な言語センスを発揮したセリフ、超一流の作曲家による音楽、声優陣の名演・・・。
低予算でも、音楽は豪華!ウルトラマンの宮内國郎が担当!
低予算アニメとして知られていますが、音楽は神レベルの豪華さ、職人技が冴える良い仕事です。
それもそのはず。『チャージマン研!』の音楽を作曲したのは『ウルトラマン』『ウルトラQ』の音楽を作曲した宮内國郎なのです。『チャージマン研!』の優れた音楽と、宮内國郎が残した傑作をまとめて味わおうと企画されたのが「チャージマン研!ライブシネマ・コンサート」です。
その第1回目が、2018年2月17日に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催され、大評判となりました。
このコンサートを収録したのが、このCDです。
モノラルしか存在しない『チャージマン研!』のBGMをステレオの高音質で収録!
『チャージマン研!』のオリジナルBGMは1974年の録音でした。モノラル音源しか残されておらず、またオリジナル楽譜の所在も不明でした。そこでコンサート開催のためにスリーシェルズの依頼で音楽家の今堀拓也氏に復元を依頼。BGMのすべての楽曲が楽譜化され、コンサートでオーケストラによって演奏されました。
そのコンサートをマルチチャンネルでハイレゾ収録して、ステレオのクリアな音質でライブCDとして発売します。
さらに、ボーナストラックには、室内楽に編曲された『チャージマン研!』楽曲を同年3月9日に日比谷松尾楽器スタインウェイサロンにて演奏した『サンキュー!チャージマン研!ライブ!』を収録しています。
作曲家について
『チャージマン研!』の音楽を作曲したのは、『ウルトラマン』『ウルトラQ』などの音楽作曲で知られる宮内國郎(みやうちくにお/1932-2006)です。ジャズやロックの要素も加えつつ、クラシックのオーケストラサウンドを聴かせる職人気質の作曲家でした。その才能は、ガーシュウィンの伝記映画『アメリカ交響楽』に影響を受け、ジャズを好きになったことから花開きます。国立音楽大学付属高校で、トランペット奏者をめざしましたが肺結核でプレイヤーとしての活動を断念。『ラジオ体操第一』の作曲者である服部正や、日本で十二音技法の作曲を導入した入野義朗らに指導を受けながら作・編曲家として活動をはじめました。1959年のフジテレビ開局前に試験放送用の番組に音楽をつけたことから映像音楽への関わりをスタートしています。ゴジラ、ウルトラマンの両方に音楽をつけた作曲家として日本の特撮・アニメの音楽を大きく底上げした日本音楽界の恩人と言えるでしょう。
収録作品について
何よりも特筆すべきは『チャージマン研!』の勇壮でカッコいい主題歌と、豪華で流麗なる挿入歌を、44年前のオリジナルでも歌ったひばり児童合唱団の現在のメンバーが歌っていることです。44年の時を経て、変わらぬ透明な歌声に聴くもの誰もが否応なく感動してしまいます。
また、70年代の空気を色濃く反映したハードロック、プログレシヴロックな「殺人レコード恐怖のメロディ」や「恐怖!精神病院」(別名:舌打ちのテーマ)のグルーヴと尖ったサウンドは必聴です!
鳩時計のピアノ練習曲ではムチャクチャに弾いているようなあの曲を忠実に復元して、プロが爆音で演奏。
日常テーマの温かみあるメロディーやユーモアあふれる楽器の使用法も特筆されます。
悲劇的な事件や悲しみの追悼シーンで使われる「ボルガ博士 死のバラード」も忘れられない名曲です。
一度しか使われないレアBGM「勝利!チャージマン研!の出撃ファンファーレ」も演奏。アニメで使われる宮内國郎の楽曲をすべて演奏。交響組曲として四楽章の配置にして収録しています。
『チャージマン研!』ファンならばマストなアイテムです!
驚愕のボーナストラック!『サンキュー!チャージマン研!ライブ』の楽曲
併録の音源は2月17日の熱気が冷めやらぬうちに開催された3月9日のコンサートです。当初は「ヴィオラとピアノによるミニコンサート」として計画されていましたが、関係者の「やる気」に歯止めがかからず盛りに盛った本気リサイタルとなりました。演奏は指揮者である髙橋奨がヴィオラとリコーダーを手に、ピアニストの藤井麻理と熱演しました。
髙橋と藤井は、今堀の超絶編曲や特殊奏法も含む編曲を巧みな演奏と表現力で味あわせてくれる。
収録曲で特筆すべきは、このライブに集ったお客様とともに行った「舌打ちのテーマ」(トラック46)の実演です。これは、実際にコンサートに集った70人の聴衆が音楽に合わせて舌打ちをしてみる試みでした。その結果が本当に「恐怖!精神病院」の舌打ちに聴こえるか? という壮大な実験でした。本来は、会場の客席で四方八方から聴こえてくる「舌打ち」の5.1chサラウンドを客席で一緒に味わうのが醍醐味です。当日は一生分の舌打ちをしたというお客様もいらっしゃいましたが、70人の舌打ちが収録されたCDは世界初かもしれません。本当にすごい音響に仕上がっております。
また、ピアノもスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノ D-274を使用しており、その音響の素晴らしさが堪能できます。
アンコールには、現実には交響曲は第4番までしか書いていないブラームスへのリスペクトとしてブラームス作曲のヴィオラとピアノのための子守唄を演奏。
『チャージマン研!』と宮内國郎に関わる楽曲を全58トラック、限界まで収録したCDの完成です。
【商品内容】
発売日:2018年11月1日発売
製品番号:3SCD-0040
製品名:「チャージマン研!ライブシネマ・コンサート」
定価:2778円(税抜)
バーコード:4560224350405
2018年2月17日「チャージマン研!ライブシネマ・コンサート」
指揮:髙橋奨、オーケストラ・トリプティーク、ひばり児童合唱団
録音:上埜嘉雄
2018年3月9日松尾楽器スタインウェイサロン(日比谷)
ヴィオラ:髙橋奨、ピアノ:藤井麻理
録音:磯部英彬
企画・構成・解説:西耕一(スリーシェルズ)
発売元:スリーシェルズ
使用画像:株式会社ICHI/鈴川鉄久
協力:株式会社ICHI
作曲:宮内國郎ほか、編曲:今堀拓也
演奏:1-38.髙橋奨指揮、オーケストラ・トリプティーク
10.11.34.35.37.ひばり児童合唱団
39-58.ヴィオラ:髙橋奨、ピアノ:藤井麻理
【宮内國郎特集】
1.ウルトラQ(1966)
2.ウルトラマン(1966)
3.快獣ブースカ(1966)
4.宇宙猿人ゴリなのだ(1971)
5.スペクトルマン・ゴーゴー(1971)
6.とびだせ!バッチリ(1966)
7.ラブラブショー(1970)
8.ガス人間㐧一号(1960)より
9.ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969)より
ひばり児童合唱団の歌唱による
10.チャージマン研!主題歌
11.研とキャロンの歌
交響組曲「チャージマン研!」
第1楽章
12.ジュラル星人のテーマ M18
13.危機!!子供宇宙ステーション M19
14.日常 M1
15.恐怖!精神病院 M7
16.殺人レコード恐怖のメロディ M4
17.ファッションモデルを消せ! M15
第2楽章
18.ピアノ練習曲version1,2,3,4,5
19.日常~女の子~ M17
20.日常~男の子~ M8
21.ガールフレンドが出来た M10
22.バリカンのテーマ M12
23.僕のパパは時代おくれ? M13
24.主題歌エンディングアレンジ M6
25.研とキャロンの歌 カラオケ
第3楽章 間奏曲
26.怪奇! ロウ人形館 M11
27.美術館の怪! M14
第4楽章
28.ジュラルの仕業(ジュラル星人のテーマ2) M3
29.勝利!チャージマン研(出撃ファンファーレ)
30.主題歌カラオケフルサイズ(バトルBGM)
31.ボルガ博士死のバラード M2
32.主題歌マーチアレンジ M5
33.本編エンドテーマ M10(9?)
34.チャージマン研!主題歌(TVサイズ)
~アンコール~
35.研とキャロンの歌(1コーラス)
36.殺人レコード恐怖のメロディ
37.チャージマン研!主題歌(TVサイズ)
38.オッフェンバック /「天国と地獄」序曲より
録音:2018年2月17日(1-38)上埜嘉雄
~ボーナストラック~
【サンキュー!チャージマン研!ライヴ!】
ヴィオラとピアノのためのチャージマン研!組曲
39.チャージマン研! 主題歌
40.研とキャロンの歌
41.日常 M1
42.僕のパパは時代おくれ? M13
43.殺人レコード恐怖のメロディ M4
44.ピアノ練習曲version1,2,3,4,5
45.恐怖!精神病院 M7
46.舌打ちのテーマ( 恐怖!精神病院)
47.日常~女の子~ M17
48.怪奇! ロウ人形館 M11
49.日常~男の子~ M8
50.ジュラルの仕業(ジュラル星人のテーマ2) M3
51.ボルガ博士死のバラード M2
52.本編エンドテーマ M10(9?)
~アンコール~
53.ブラームス/子守歌 Op.49-4
54.研とキャロンの歌
55.チャージマン研!主題歌(TVサイズ)
56.ピアノ練習曲version1,2,3,4,5
57.ボルガ博士死のバラード M2
58.チャージマン研!主題歌(リコーダー付き)
録音:2018年3月9日(39-58)磯部英彬
CD収録データ
1-38.「チャージマン研!ライブシネマ・コンサート」
2018年2月17日渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて
録音:上埜嘉雄
編曲:今堀拓也
指揮:髙橋奨、オーケストラ・トリプティーク、ひばり児童合唱団
Vn:迫田圭、藤代優意、荒井智子、知見寺武 Va:星光、伊藤美香 Vc:竹本聖子、細井唯
Fl ,Picc:向井理絵 Cl,B-Cl:古川邦彦 Fg:宮部貴絵 Sax:中嶋紗也 Hr:本田史由記
Tp:肥田尚子、森崎美穂、秋宗章太 Tb:山本靖之 Bas Tb:鯖瀬真義
Electric Guiter:大坪純平 Electric Bass(videolon,Contrabass):佐藤洋嗣
Drum:重本遼太郎 Perc:岩見玲奈、日比彩湖 Electone:竹蓋彩花 Piano:藤井麻理
ライブラリアン:青島佳祐
39-58.「サンキュー!チャージマン研!ライブ」
2018年3月9日松尾楽器スタインウェイサロン(日比谷)にて
使用ピアノ:スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノ D-274
録音:磯部英彬 編曲:今堀拓也
ヴィオラ:髙橋奨、ピアノ:藤井麻理
企画・構成・解説:西耕一(スリーシェルズ)
©2018 ICHI/Three shells Made in Japan
プロフィール
宮内國郎(みやうちくにお 作曲)
1932年2月16日東京都世田谷生まれ。『ウルトラQ』『ウルトラマン』『快獣ブースカ』『ガス人間第一号』『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』などの音楽を手掛けたアニメ・特撮音楽の巨匠。
ジャズの味わいを基本に、オーケストラサウンドまで幅広くフォローした作風で、児童合唱を使った『チャージマン研!』の主題歌、挿入歌、不気味やロックもふまえたBGMは重要作品である。2006年11月27日に74歳で亡くなった。
髙橋奨(たかはしすすむ 指揮、ヴィオラ)
東京生まれ。東京音楽大学音楽学部ヴィオラ専攻を経て、洗足学園音楽大学大学院修了。これまでにヴィオラを兎束俊之、百武由紀、岡田伸夫、井野邉大輔の各氏に、指揮を上杉隆治氏に師事。2009年、ゲルハルト・ボッセ指揮ジャパンアカデミーフィルハーモニック参加。2011~17年、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団に所属し、秋山和慶芸術監督の下で研鑽を積む。2012年より、オーケストラ・トリプティークの首席ヴィオラ奏者を務める。クラシックのみならず、Game Symphony Japanへの出演など、幅広い活動を行っている。
藤井麻理(ふじいまり ピアノ)
神奈川県鎌倉市生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院修士課程修了。奨学金を得て、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と室内楽を共演するなど、共演者としても活躍中。第46回 鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール 総合第1位、鎌倉市長賞、野村光一賞受賞。第17回 かながわ音楽コンクール 神奈川県教育委員会教育長賞受賞。第27回 ピティナピアノコンペティション コンチェルト部門 全国決勝大会 奨励賞受賞。第1回 Miyoshi Netピアノコンクール 第1位、カワイ賞受賞。他、受賞歴多数。現在、東京音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師。オーケストラ・トリプティークメンバー。
今堀拓也(いまほりたくや 楽譜復元・編曲)
1978年横浜生まれ。2001年にガウデアムス賞(オランダ)受賞。IRCAM(フランス)、スイス・ジュネーヴ高等音楽院修了、2017年イタリア国立ローマ・アカデミア・サンタチェチーリア研究科課程作曲専攻を最高位評価で修了。ならびにミラノ市立クラウディオ・アバド音楽学校指揮予備科で指揮を学ぶ。 ドナウエッシンゲン音楽祭(ドイツ)、ラジオフランス・プレザンス音楽祭、横浜みなとみらいホール委嘱、ベルリン・ブランデンブルク放送、ニコシア・ファロス国際現代音楽祭(キプロス)、ジュネーヴ・アルシペル音楽祭(スイス)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)などで作品が演奏されている。ヴィスビー国際作曲家センター(スウェーデン)2012年および2015年レジデント作曲家。2018年4月より開始のオーストリア共和国文化庁ウィーン芸術レジデンス招聘作曲家に選出される。http://takuyaimahori.strikingly.com/
ひばり児童合唱団
1943年、東京荻窪で皆川和子により創立され2017年には創立75周年を迎えた日本を代表する児童合唱団です。安田祥子・由紀さおり姉妹を輩出し、吉永小百合が幼少期にレッスンに通っていたことでも知られています。創始者の皆川和子は「歌を通して子どもたちに希望を」という願いのもと合唱団を立ち上げました。『文明堂』や『ヤンマーディーゼル』の歌唱、CMやテレビへの出演など昭和のエンターテイメントを支えた児童合唱団です。http://hibari-children1943.com/
オーケストラ・トリプティーク
2012年に日本の作曲家専門オーケストラとして設立。リリースされたCDは11枚。タワー・レコード やamazonのチャートで1位も記録している。その活動を評価され、2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材 も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得た。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。2018年は宮内國郎特集として『チャージマン研!』を特集した。トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。http://3s-ca.jimdo.com/