ファンタジア



2007年6月1日発売

定価:2,880円(税込) 3SCD-0004

ヴァイオリン:小林武史 ①~④

ピアノ:梅村祐子 ①~③

ピアノ:ヨゼフ・ハーラ ④ 

指揮:小林武史

   コレギウム・ムジクム東京 ⑤

収録作品

 

①ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア第1番

②ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア第2番*

③ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア第3番*

④ヴァイオリンとピアノのためのソナタ*

⑤2つのソロ・ヴァイオリンと弦楽合奏のための

  「古雅なるファンタジア」*

* 世界初CD化



小林武史は1931年インドネシア・スマトラ生まれ。第18回毎日音楽コンクールで第1位(1949)となり、1955年に東京交響楽団のコンサートマスターとなる。1961年には渡欧してチェコ・スロヴァキア国立ブルノ・フィルハーモニーのコンサートマスター、1964年にはオーストリアのリンツ・ブルックナー交響楽団のコンサートマスターに就任し、ヨーロッパで活躍する日本人ヴァイオリニストのパイオニア的存在となる。1967年に帰国し、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経てソリスト活動に専念する。1972年以降は毎年のように海外に演奏旅行。訪問先はヨーロッパを中心に、北米、南米から中近東、アジア全域にまで及び、プラハの春、ミュンヘン国際音楽祭など各国の著名な音楽祭にも招待されている。

 一方で、小林は新作の委嘱・演奏にも積極的に取り組んでいて、伊福部昭のヴァイオリン協奏曲第2番、ヴァイオリン・ソナタなどが有名であるが、特に團伊玖磨との関係は深く、ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア3曲、ヴァイオリン・ソナタ、弦楽合奏のための古雅ファンタジアが作曲されており、本CDはその全5曲を収めている。ファンタジア№1を除く4曲は世界初CD化である。

 中でも《ヴァイオリン・ソナタ》は、抒情性を兼ね備えた構造美という團の特性の最高峰のひとつである。《古雅ファンタジア》は、伝統の上に立ったモダニスト團の面目躍如といった作品ある。弦楽オーケストラとチェンバロというバロック風の編成を使ったたいへんユニークなもので、現代日本においてこのような音楽を書いたのは團ただ一人であろう。