奏楽堂の響き



2006年10月15日発売

定価:2,880円(税込) 3SCD-0003

指揮:福田滋 

リベラ・ウィンド・シンフォニー

収録作品


①ファンファーレ/矢代 秋雄

②東京ユニバーシアード・マーチ/芥川 也寸志*

③交響曲第1番より第4楽章"アレグロ・モルト" /芥川 也寸志(福田 滋編曲)

④交響詩「立山」~テーマとセレクション/黛敏郎(辰野 勝康編曲)*

⑤吹奏楽のための奏鳴曲より"第1楽章"/團 伊玖磨(時松 敏康編曲)

⑥組曲「映像の記憶」(-改訂初演)/別宮 貞雄*

  Ⅰ.マタンゴ、Ⅱ.黒い樹海、Ⅲ.遥かなる男、Ⅳ.鍵の鍵

⑦三つのマーチ(-初演)/眞鍋 理一郎*

  Ⅰ.マーチX《未知》、Ⅱ.マーチY《葬送》、Ⅲ.マーチZ《再生》

⑧吹奏楽のためのロンド・イン・ブーレスク/伊福部 昭

⑨NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽/芥川 也寸志(福田 滋編曲)

* 世界初CD化



奏楽堂は、東京上野の旧東京音楽学校の付属施設として明治23年に建てられた日本最古の洋式音楽ホールです。滝廉太郎、山田耕筰をはじめ、明治、大正、昭和の日本の作曲家が育ち、羽ばたいていった場であり、日本洋楽の発展の舞台であったと言えましょう。

今年(平成18年)、風薫る五月の一夜、そんな奏楽堂にゆかりのある作曲家たちの吹奏楽作品を集めた演奏会が、当の奏楽堂で開かれました。正に満員の聴衆の熱気に包まれて、矢代、芥川、黛、團のなかなか演奏機会に恵まれない隠れた名作をはじめ、別宮が自身の映画音楽をアレンジした組曲「映像の記憶」の改訂版初演、眞鍋がこの演奏会のために書いた「三つのマーチ」の初演、そして図らずも追悼演奏となってしまった伊福部の「ロンド・イン・ブーレスク」が演奏されました。本CDはその演奏会をライヴ収録したもので、奏楽堂ゆかりの作曲家たちの作品をその奏楽堂の響きで楽しむことのできる一枚です。