WINDS CAFE 243 in 板橋

佐藤洋嗣コントラバスリサイタル・日本のコントラバス作品 その可能性



 

「WINDS CAFE × スリーシェルズ 共催企画」

 

2017年3月26日(日) 投げ銭方式

 

「佐藤洋嗣コントラバスリサイタル・日本のコントラバス作品、その可能性 」

 

曲目

 

黛敏郎:BUNRAKU

湯浅譲二:Triplicity

藤倉大:es

松平頼暁: Replacemento

川島素晴:The YAGI 節

下山一二三:深響第 3 番(委嘱世界初演)  

増本喜久子:My 六段(委嘱世演初演)

磯部英彬:コントラバスの音素材と映像によるミクストメデイア(委嘱世界初演)    

会場:安養院 瑠璃光堂   板橋区東新町 2-30-23 

※国際興業バス「小茂根三丁目」徒歩 3 分 ・東武東上線「上板橋」徒歩 15 分 

※車でのご来場が可能です(会場に無料駐車場あり) 

 

佐藤洋嗣(コントラバス)
西耕一(司会)

 

コントラバスはジャンルを横断する。

 

佐藤洋嗣は、ソロからオーケストラ、ジャズ、タンゴ、現代音楽など幅広く活躍するコントラバス奏者である。

その多彩な拡がりは、これまでにも多様に探求されてきた。現在までの、めざましい活躍と成長はここで述べるまでもない。

その魅力的な演奏で「日本のコントラバス作品を聴きたい」と思った。

 

日本初のコントラバス曲が作曲されてから今年で83年。

その歴史を踏まえ、過去から現在、そして未来に連なるコンサートを企画した。

 

演奏するのは佐藤洋嗣だけであるが、無伴奏の曲だけではない。

多重録音・リアルタイム再生、映像など、最新の技術も駆使して委嘱初演も含む「コントラバスの可能性」が展開される。

 

会場は、美しい日本建築と最新の音響設備をあわせもつ板橋のお寺(安養院・瑠璃光堂)。

「日本の作品を、日本特有の建物で演奏する」。

 

音楽がどのように聴かれるべきかと考えていた私にとって、理想的な空間でのコンサートと言えるかもしれない。

「佐藤洋嗣×コントラバス」ご期待ください(企画:西耕一)。

佐藤洋嗣(さとう・ようじ)

高校時代はエレクトリック・ベースを演奏し、卒業後コントラバスの魅力に触れ、転向。2006年、東京音楽大学卒業。現在は室内楽、オーケストラ、アルゼンチン・タンゴなどを演奏し、ソロに於いてもコントラバスの新しい可能性を探りながら演奏している。京都・国際音楽学生フェスティバル、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)、メキシコでのモレリア音楽祭など国内外の音楽祭に参加。アンサンブル・ノマド、シュテルン・クインテット、オルケスタ・ティピカ・パンパのメンバー。山野楽器講師。2011年度バンドジャーナル誌に於いてワンポイントレッスンを連載。2012年、東京オペラシティ・リサイタルホールでリサイタルを開催。

西耕一(にし・こういち)

日本の現代音楽評論と企画を専門とする。2004年より、日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズにて、伊福部昭や3人の会(黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志)を中心に演奏・CD化を行う。

こ れまでにNHK、東京藝術大学、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会等、放送局や研究機関の依頼による企画協力や、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東 京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京バレエ団、新国立劇場等のプログラム冊子執筆で評価される。執筆雑誌は『音楽 現代』、『音楽の友』、『邦楽ジャーナル』、『バンドジャーナル』、『New Composer』等。

近年の主な仕事として、セントラル愛知交響 楽団による日本の管弦楽曲100周年企画選曲や東京フィルハーモニー交響楽団黛敏郎個展、京都市響黛敏郎個展、伊福部昭音楽祭、伊福部昭百年紀シリーズ、 芥川也寸志生誕90年メモリアル、渡辺宙明卆寿記念コンサートシリーズなど。『松村禎三 作曲家の言葉』(春秋社)や『黛敏郎の世界』(ヤマト文庫)の企 画・編集、CD『松村禎三作品集』(Naxos Japan)解説などがある。

オーケストラ・トリプティークと展開する「日本の作曲家シリーズ」では、日本の前衛音楽、近現代音楽、映像音楽をテーマにコンサートを行っている。