公演【齊藤一郎指揮】團伊玖磨生誕100年記念コンサート

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團伊玖磨生誕100年記念コンサート

日時:2024年5月4日(土曜)15時開演(14時00分開場)

場所:紀尾井ホール

 

演奏楽曲

第1部 15時~

 

歌劇「夕鶴」より前奏、つうのアリア(1951/台本:木下順二)

ヴァイオリンとオーケストラのためのファンタジア第1番(1973/管弦楽版1974)

交響曲第2番 変ロ調 全3楽章(1955/改訂1988)

〈休憩20分〉
第2部 16時30分~

祝典行進曲(1959/管弦楽版1976)

混声合唱組曲「筑後川」(1968/管弦楽版1974/作詩:丸山豊)

 1.みなかみ 2.ダムにて 3.銀の魚 4.川の祭 5.河口

合唱と管弦楽による「西海讃歌」(1969/作詩:藤浦洸)

 

終演予定(17時20分頃)

 

※演奏順は予告無しで変更する場合がございますのでお気をつけ下さいませ。 

 

出演者

指揮:齊藤一郎

演奏:読売日本交響楽団

ソプラノ:小林沙羅(夕鶴)

ヴァイオリン:小林武史(ファンタジア)

合唱:東京混声合唱団+團伊玖磨生誕100年記念合唱団(60名:筑後川、西海讃歌)

 

主催・企画・制作:團伊玖磨生誕百年記念コンサート実行委員会

[特別助成]石橋財団 [特別協賛]三井不動産

 

【チケット/全席指定:税込】

一般:8,000円

学生:4,000円

一般発売日:3月7日(木)10:00

キョードー東京 0570-550-799

https://tickets.kyodotokyo.com/asp/evt/evtdtl.aspx?dmf=1&ecd=KDT04286

オペレータ受付時間 平日11:00~18:00 土日祝日10:00~18:00

■イープラス https://eplus.jp/dan-ikuma/

■チケットぴあ (Pコード:265-752)https://w.pia.jp/t/danikuma100/

■ローソンチケット (Lコード:33610)https://l-tike.com/dan_ikuma100/

 

オペラ夕鶴、筑後川、ぞうさん、花の街などを作曲した

日本を代表する作曲家・團伊玖磨の生誕100年記念コンサートが

5月4日紀尾井ホールで開催!

齊藤一郎指揮、読売日本交響楽団、東京混声合唱団、小林沙羅、小林武史が出演!

 

フルオーケストラと混声合唱による筑後川や、夕鶴、

上皇・上皇后両陛下の結婚を祝って作曲された祝典行進曲、入魂の傑作・交響曲第2番など演奏!

2024年4月7日に作曲家・團伊玖磨(1924-2001)が生誕100年を迎えます。團伊玖磨はデビュー当初から世界に平和を届けようと音楽活動を続けました。戦後の日本作曲界を牽引した作曲家の100年のメモリアルとして音楽界のトッププレイヤーが結集して、代表的な作品を取り上げます。

《祝典行進曲》は1959年に当時の皇太子(現・上皇陛下、上皇后陛下)御成婚を祝して作曲され、それまでの戦争賛美とは違う、平和な時代にふさわしいスキップするような行進曲を書きました。1964年東京オリンピックなど国際的な祝典行事でも演奏機会が多い人気作です。

《交響曲第2番》は1956年に作曲され、32年後に改訂した演奏時間50分に及ぶスケールの大きな傑作です。

《夕鶴》は鶴の恩返しを翻案したオペラであり、国内外で900回近い上演回数を誇ります。小林沙羅による歌唱にご期待ください。

《ファンタジア》は今年93歳を迎えたヴァイオリニスト小林武史のために約50年前作曲され、世界中で演奏された名曲です。

《筑後川》は楽譜が20万部以上販売され、NHK全国音楽コンクールにも採用されるなど、誰もが知る人気作であり、團伊玖磨には欠かせない作品です(久留米音楽協会合唱団を記念して石橋幹一郎氏の依頼で作曲された)。

《西海讃歌》は、佐世保市民のために作られましたが、広く故郷を愛して美しい心を持つという、誰にも共通するテーマで平和を祈る爽快な作品です。

指揮は日本の作曲家への熱心な取り組みを評価され、東京オリンピックの開会式・閉会式にも演奏CDが採用された齊藤一郎です。オーケストラは團伊玖磨ともゆかりの深い読売日本交響楽団、合唱は東京混声合唱団が担当します。

本演奏会は、生誕100年を迎えた作曲家を回顧するだけではありません。團伊玖磨の音楽が、戦後の日本と共にあり、時代を彩ってきたこと、そしてこれからも多くの皆様と共にあることを願って開催されます。(團伊玖磨生誕100年記念コンサート実行委員会 代表:團紀彦、プロデューサー:西耕一)

 

■團伊玖磨(だん・いくま 1924-2001)

オペラ《夕鶴》や合唱曲《筑後川》をはじめ、《ぞうさん》《ラジオ体操第二》《花の街》など多くの作品が親しまれている国民的作曲家。 少年期に山田耕筰に見出され作曲の道を歩む。東京音楽学校(後の東京藝大)を経て、陸軍戸山学校軍楽隊で小太鼓と編曲作業に従事。作曲家になった。七つのオペラと六つの交響曲を創作の柱とし、管弦楽では《シルクロード》、吹奏楽では《祝典行進曲》、合唱では《筑後川》などすべてのジャンルへ愛される作品を残した。

作風は、《交響曲第2番》に代表されるように、大陸的で雄大な時間の流れと歌謡性、ゆるぎない構造美が持ち味である。

盟友の芥川也寸志、黛敏郎と3人の会を結成して、戦後の音楽界に大きな足跡を残したほか前衛の波に揺らぐことのない確固たる創作姿勢で77年の生涯を貫いた。様々な歴史文化芸術に触れるために、旅を愛する人でもあった。全27巻に及ぶ随筆集『パイプのけむり』シリーズなど著書多数。2001年5月、旅行先の中国・蘇州で急逝。

 

■指揮:齊藤一郎(さいとう・いちろう)

東京藝大指揮科卒業。指揮を伊藤栄一、遠藤雅古、岩城宏之、若杉弘、湯浅勇治、佐渡裕、デシュパイ、ハーガー、アッツェルの各氏に師事。在学中に安宅賞受賞。文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンで研鑽を積み、NHK交響楽団アシスタントコンダクターとしてサヴァリッシュ、ブロムシュテット、スヴェトラーノフの各氏に薫陶を受けた。セントラル愛知交響楽団常任指揮者を経て同首席客演指揮者。京都フィルハーモニー室内合奏団音楽監督など、国内外で活躍する。

https://www.3s-cd.net/ichirosaito/

 

■読売日本交響楽団(よみうりにっぽんこうきょうがくだん)

1962年、読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。團伊玖磨とは70年代に日本テレビの番組収録などで数多く共演した。現在、名誉顧問に高円宮妃久子殿下をお迎えし、常任指揮者ヴァイグレのもと充実した活動を展開している。サントリー音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。演奏会の様子は日本テレビで放送されている。https://yomikyo.or.jp/

 

■ソプラノ:小林沙羅(こばやし・さら)

東京藝術大学及び同大学院修了。ウィーンとローマにて研鑚を積む。ブルガリア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』で欧州デビュー。三枝成彰『KAMIKAZE』『狂おしき真夏の一日』、野田秀樹演出『フィガロの結婚』、この他『カルメン』、『夕鶴』、『千姫』、23年井上道義『降福からの道』、佐渡裕指揮『ドン・ジョヴァンニ』など話題作に続々出演。

アルバム「日本の詩(うた)」他をリリース。17年第27回出光音楽賞、第20回ホテルオークラ賞受賞。大阪芸術大学准教授。

https://sarakobayashi.com/

 

■ヴァイオリン:小林武史(こばやし・たけし)

国内外で演奏活動を行い、東京交響楽団、チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管弦楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを歴任。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及ぶ。桐朋学園大学、東京音楽大学各講師を歴任。第18回毎日音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)各受賞。

https://vn-takeshi-kobayashi.com/w/

 

■東京混声合唱団(とうきょうこんせいがっしょうだん)

1956年に創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。

レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた250曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。

https://toukon1956.com/

 

■西耕一(にし・こういち)音楽プロデューサー

昭和の現代音楽、アニメ音楽、映画音楽、3人の会等を専門とする評論家、プロデューサー。これまでに放送局、大学、研究機関の依頼による企画や調査協力、プロオーケストラのプログラム解説執筆で評価される。 昨今はBSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」にも出演して話題になった。特集企画は、日本の管弦楽曲100周年、伊福部昭、團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎、湯浅譲二、松村禎三、渡辺宙明、佐藤勝、菊池俊輔、渡辺岳夫、冬木透、冨田勲、チャージマン研!、日本の電子音楽、映画音楽、アニメ特撮音楽、万博音楽など。代表的執筆は、ヤマハ「日本の音楽家を知るシリーズ 黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志」解説など。ラジオ、テレビ、DOMMUNE、ニコニコ動画などに出演。KADOKAWA配給の映画「ネズラ1964」(横川寛人監督)の音楽プロデューサーを担当。2023年四十雀賞受賞。2024年ミュージックフロムジャパン音楽祭(ニューヨーク)に招聘される。